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二郎はラーメンではない。二郎という食べ物だ【おっとラーメン部】

2019年9月15日

ラーメン二郎はラーメン屋じゃないの?並んでるけどおいしいの?残しても大丈夫?注文するときのルールがわかりづらい。

おっと(夫)ラーメン部です。

 

食べたことあるかどうかに関係なく

知らない人はいない

日本一有名なラーメン屋さんといえば「ラーメン二郎」です。

 

東京都港区の三田本店が発祥

慶応義塾大学三田キャンパスの横には

昔も今も長蛇の列ができています。

 

創業者の山田社長(通称:総帥、オヤジさん)は

二郎はラーメンではない二郎という食べ物だ

という名言も生み出しました。

 

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ラーメン二郎を一度は経験してみたい

ラーメンを食べに行くというより、

人生経験の1つとして行ってみたい

という未体験者も多いはず。

 

そんなラーメン二郎初心者向け

オススメや注意点をまとめました。

 

 

直系?二郎系?インスパイア系ってなに?

直系といわれる店舗は「ラーメン二郎〇〇店」と名乗っています。

本店で修行をしてからのれん分けをしてもらっています。

二郎体験をしてみたい場合は「ラーメン二郎」と名乗っている店舗に行きましょう。

 

二郎系という直系と近い関係性の店舗もあります。

元々直系だったけど独立してなのか、

店名が変わっている場合です。

店名に「二郎」が入っていなくても

メニューや店舗の内装が同じということが多いです。

 

そして紛らわしいのが、インスパイア系といわれている店舗もあります。

  1. お店側が二郎を尊敬していて似せている場合
  2. お客さんが二郎みたいなラーメンだと判断した場合

いきなりラーメン二郎に行くのは敷居が高そう、

勇気が出ないという方は、

インスパイア系から食べ慣れていくのもアリです。

 

 

完食できそうな量を注文しよう

残したらダメそう。怒られそう。

というイメージがありますが

たしかに残さない人がほとんどなので、

食べきれる量を注文しましょう。

 

 

完食できそうな量を注文する方法

列にならび順番が近付いてくると

入り口にある自販機で食券を買います。

 

ポイント

トッピングの量が店舗によってかなり違ってくるので

入ったお店のスタンダードを知るためにも

「ラーメン」を頼んでおきましょう。

 

メニュー

ラーメン(ぶた2枚入り)

ぶたラーメン

ぶたダブルラーメン

 

大ラーメン(ぶた2枚入り)

ぶた大ラーメン

ぶたダブル大ラーメン

 

※ぶたとは「チャーシュー」のことです。

「ラーメン」とは「並盛」という意味ではなく

二郎では「小ラーメンのことです。

 

「小」といっても麺だけで約300グラムあり、

見た目は他のラーメン屋さんでいうところの大盛です。

つゆまでぜんぶ飲み干すと約3,000キロカロリーあると言われています。

 

いつも大盛の方でも

最初は「小」で様子をみましょう。

 

小食の方は「小」でさらに麺を少なめにしましょう。

麺少なめ、麺半分、麺1/3まで対応してくれますので、

遠慮なく具体的な量を伝えましょう。

 

 

麺の量は?大ですか小ですか?

食券を見せる場合もありますが、

大か小かを聞かれたら、

ラーメン=「小」

大ラーメン=「大」

と答えます。

 

麺を少なくしたい場合はこのときに

麺少なめ麺半分>麺1/3と伝えます。

 

また同時に麺の固さの希望があれば伝えましょう。

固め、柔らかめと答えるぐらいでOKです。

※店舗によって固めをオーダーできないところ

その逆でめちゃくちゃ固くできるところもあるので

迷ったらお店のスタッフに聞いてみましょう

 

 

ニンニク入れますか?

「ニンニク入れますか?」と聞かれたら、

トッピングで、なくしたり少なくしたいものと

増やしたいものだけ

呪文のように伝えていきます。

 

「ニンニクナシヤサイマシアブラマシマシカラカラ」

 

ポイント

初めて体験するとき初めての店舗では、呪文は唱えず

ニンニクを入れてください(あるいは抜いてください)。あとはそのままでお願いします」

というセリフだけ覚えていきましょう。

 

店舗によってトッピングの基本の量が違います

それによって注文の呪文(ルール)が違ってくるので

最初は様子をみて「そのまま」にしておくのが無難です。

 

 

それでは次から

注文時の呪文の内容について深堀りしていきます。

ラーメン二郎にハマりそうな方はぜひご覧ください。

 

 

注文するときの暗黙のルール

 

トッピングの量の種類

少なめ

そのまま(言わなくても大丈夫です)

増し(マシ=多め)

増し増し(マシマシ=多め多めなのでかなり多め)

 

 

トッピングの種類(ヤサイ、ニンニク、アブラ、カラメ)

ヤサイ

モヤシとキャベツのことです。

ヤサイ増しにしなくても山盛りなので

最初は増さないで様子をみましょう。

※店舗によって二郎のわりに少ないと感じるところもあるようです。それでも最初は増さないで様子をみましょう。

 

 

ニンニク

刻みニンニクのことです。

仕事中やデート中じゃなければ、

だいたいの人がニンニクを入れます

 

 

アブラ

背脂のことです。

アブラ増し増しはラーメンの上部が背脂だらけになります。

初めての人は背脂によって吐き気を伴うことがあるので

アブラを増すのは注意と覚悟が必要です。

 

 

カラメ

スープの「かえし」のことです。

「辛めにする=濃くする」ということです。

 

トッピングを増すとスープが薄くなることがあるので、

ヤサイ多めの場合に合わせて「カラ(=マシ)」「カラカラ(=マシマシ)」と頼むようです。

ただし、各テーブルにかえしが備え付けてあるので、もし味が薄ければ自分で足すこともできます。

ムリに増さなくて大丈夫です。

 

 

トッピングの注文方法(呪文の唱え方)

4つのトッピングを通常量で入れる場合は

「ニンニクは入れますか?」と聞かれたときに

「ニンニク入れてください」だけでOKです。

 

ニンニク以外を通常量で入れる場合は

「ニンニク抜きにしてください」

 

ニンニクを入れてアブラを増したいときは

「アブラ増しニンニク」

丁寧に「アブラ増しニンニクください」でもOK

※「ニンニクアブラ増し」だとニンニクも増しの

ニュアンスになりそうで紛らわしいので注意してください。

 

4つとも増やしたいときは、

「全増し」といえばニンニクありで

しかもニンニクを含めてぜんぶ増していることになります。

 

ぶっきらぼうにトッピングの呪文を唱える常連さん(ジロリアン)が多いですが、お店のスタッフさんは丁寧にやさしく言ってもらった方が嬉しいとのことです。(二郎スタッフ談)

 

わからないときは質問したり、

丁寧に一つ一つ呪文を唱えても恥ずかしくありません。

ジロリアン(常連さん)たちに「初心者だな」と思われたところで、

スタッフが「やさしい」と喜んでくれれば、プラマイゼロです。

 

 

注文をクリアしたら完食をめざす

残さず食べられそうな量で、

お好みのラーメンが注文できたら

完食を目指してひたすら食べましょう

 

卓上に置いてあるホワイトペッパーや

カエシを途中でうまく使えると

完食に一歩近づけます。

とくにホワイトペッパーはオススメです。

 

 

食べ方は「天地返し」

ヤサイの盛りが多いのでよけることもできず

上から順に食べていると、

ヤサイの下に埋もれた麺に到達する前に

麺が伸びてきます

 

なのでこぼれない程度にヤサイを食べたら

ヤサイと麺の位置を入れ替えます。

 

麺が伸びずにいつでも美味しい状態で食べられるこの技を「天地返し」と言います。

 

 

食べたあとはひと声かけて出る

常連さん(ジロリアン)は、もくもくと食べて無言で帰るというのが一般的でした。

最近は「ごちそうさまです」と言って店を出る常連さんも増えており「NEWジロリアン」とか「ジロリスト」と呼ばれています。

 

量を調整しても体調によっては苦しいときもあります。

残したときは素直に

すみません、残してしまいました」と謝罪をして出ましょう。

もちろん、謝らなくても怒られません

 

 

体験談:わたしは10年前から二郎に通っています

ラーメン二郎が未体験だった当時は、

行きつけの家系ラーメンで、

大盛のさらに上の3玉ネギ山盛り

麺は超カタスープは超濃いめで食べていました。

 

初めて行ったラーメン二郎の目黒店。

似たようなものだろうと思って

「大盛ぶたダブルカタメカラメアブラマシマシ」という呪文を唱えました。

 

すると見たこともないような物体が目の前に現われて

結果、完食できないどころか途中から気分が悪くなって

ほとんど残すことに

こんなはずじゃなかったのにと思ったのもつかの間、

すぐに動けなくなり、車のシートを倒して2時間横になました

 

それでも数日たつと、

あの時はたまたま体調が悪かったのでは?と思い、再訪問

結果、また気分が悪くなり残す

 

数日たつと、また違う店舗に再訪問して、気分が悪くなる

 

これをくり返すうちに気分が悪くても完食できるようになり、

気分も悪くならなくなって、いつの間にかハマっていました

 

わたしみたいな人が意外と多いので不思議な世界です。

 

二郎はラーメンではない。二郎という食べ物だ

ということなんだと思います。

 

 

「注文のルールが複雑でわからない」

「残したりしゃべったりしたら怒られそうで怖くて行けない」

 

注文時の呪文は店舗によって違いますが、

覚えてしまえばシンプルです。

呪文がわからなければ欲張らずに

ニンニクを入れるかどうかだけ答えてそのままがベストです。

 

残しても怒られないです

しゃべっても怒られません

一人で来ている常連さんが多いので

たまたま誰もしゃべっていないだけかもしれません。

 

誤解しているところもたくさんあると思います。

勇気を出して、ぜひ一度お試しください。

 

おっとラーメン部

 

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