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スーツケースの中の仕分け用にポーチを作りたい。いっぽんファスナーで作れる?
いっぽんファスナーを使うと、
裁断するパーツが少ないです。
ふたを作って、マチを作って、
底を作ってつなげるだけ。
ですので、一般的なファスナーよりも
工程が3つ4つ少なくなります。
時短で簡単に作れます。
スーツケースの中に、子どもたちの夏服を
区分けして入れるために作りました。
注意ポイント
一般的なファスナーの作り方とは異なります。
スーツケースにピッタリの旅行用ポーチの作り方
できあがりサイズ
たて約25cm✖よこ約34cm✖マチの高さ約10cm
フェイスタオルが8~10枚入ります。
スーツケースにぴったりです。
材料
表布 たて50cm✖よこ70cm
裏布 たて50cm✖よこ70cm
一本ファスナー 120cm✖2本、スライダー2個
接着芯 26cm✖70cm
※マチに接着芯を貼る場合は
表布と同じサイズが必要です。
たて50cm✖よこ70cm
グログランテープ 幅2cm~2.5cm✖120cmを1本
型紙をつくる
ふたと底の型紙をつくります。
角は1.5cmと1.5cmをつなぐ曲線にします。
曲線のてっぺんは角から約8ミリぐらいです。
誤差があっても、マチの大きさを調整するので大丈夫です。
ちなみに、ふたと底の1周の長さは115cmです。
裁断する
- 表ふた1枚
- 表底1枚
- 裏ふた1枚
- 裏底1枚
- 表マチ たて11cm✖よこ120cmになるように2枚にわける
- 裏マチ たて11cm✖よこ120cmになるように2枚にわける
- 接着芯 表ふた用1枚、表底用1枚
マチのよこ幅について
よこ幅120cmとりたいので、
11cm✖60cmを2枚とか、11cm✖70cmを1枚と11cm✖50cmを1枚など
組み合わせ自由によこ120cmになるようにカットしてください。
120cmはマチを1枚続きにするためのぬいしろ1cmずつも含んでいます。
※ふたと底は1周115cmです。
マチにも接着芯を貼る場合は、
表マチと同じサイズの接着芯を1枚用意してください。
接着芯をはる
表の各パーツに接着芯を貼ります。
ふたにファスナーをつける
表ふたにファスナーを合わせる
上下がある生地は上の中心に合印をつけておきます。
中心より2cm超えたところからファスナーを留めていきます。
終わりも2cm超えたところまで留めて
余分なファスナーをカットします。
1周クリップなどで留めたら、裏ふたを中表に合わせます。
四隅のカーブは、
ファスナーに5ミリ間隔で切り込みを入れて
曲がりやすくします。
裏ふたを中表に合わせて留めます。
返し口を5cmあけて1周ぬいます。
返し口から表に返す
押さえミシンをかける
3ミリぐらいのところに押さえミシンを1周かけます。
マチをつくる
マチをぬい合わせて一本にする
マチの長さを調整する
【イメージ図です】
一本にしたマチを表底に1周合わせてクリップで留めて
長さをピッタリに調整します。
マチは余るようになっています。
表底にピッタリ1周のマチのところに印をつけます。
マチをぬい合わせて筒状にする
マチと底のピッタリの印のところを、
ぬいしろ5ミリから1cmでぬい合わせて
筒状にします。
表マチ、裏マチ同様の手順で別々に筒状にします。
ぬいしろを残して、余分なマチはカットします。
持ち手を付ける場合はこの時点で表マチにつけます
マチにファスナーをつける
ふたにファスナーを付けたときと同様の手順ですが違う点があります。
ファスナーはマチの後ろがわの中心から
右に2cm超えたところからスタート
左に2cm超えたところでゴール。
合計4cm重なるようにします。
ポイント
重ねる順番をふたのときとマチのときでは逆になっているかを確認してください。
(例)ふたのときに左が下の場合は
マチは左が上にくるように重ねてください。
表マチとファスナーを中表に合わせてから
裏マチを中表に重ねて留めます。
マチの継ぎ目は後ろにくるよう調整してください。
継ぎ目があるところ付近で、
ファスナーが4cm重なるようにすると
継ぎ目が後ろになります。
スライダーをつける
1つ目は裏側から付けます。
表から見ると下側のファスナーが付いたことになります。
邪魔にならないようにファスナーを途中まで閉めておきます。
2つ目は表側から付けます。
2つとも閉めてみて合うかどうかを確認します。
表裏の底をぬい合わせる
表底と裏底を外表でぬい合わせます。
ぬいしろは1cmです。
底とマチをぬい合わせる
マチと底の4枚すべてぬい合せるので、
ぬい損じないように4枚を確認しながら、
クリップで1周留めておきます。
ぬいしろ1cmのところを1周ぬいます。
底とマチのぬいはしを始末する
ぬいしろ1cmでぬい合せたマチと底のぬいはしを
グログランテープで巻いて1周ぬいます。
ぬい目から5ミリぐらいのところで
ぬいはしをカットしておくと
テープを巻きやすくなります。
できあがり
ファスナーを開けて表に返せばできあがりです。
今回の材料の購入方法
いっぽんファスナー
ミシンおじさんのいっぽんファスナーは
パーツランド・マルマツのBASEで販売しています。
楽天やヤフーショッピングでも購入できます。
生地
綿麻キャンバスがおすすめです。
グログランテープ
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子ども用なので小さめです。
大人用もサイズを変えるだけで、
同じ手順でカンタンに作れます。
まとめ
ですので、ポーチを作りたいと思ったら、
いっぽんファスナーを絶対に使うという制約が生まれます。
今回の旅行用ポーチは、
1日考えて、1日寝かせて、また1日考えて、
3日目でようやく試作ができあがりました。
できあがってみると簡単で、いくつも工程を省いてくれます。
いっぽんファスナーさまさまです。
時短にはかかせません。
ぜひお試しください。